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環境ビジネス情報

環境ビジネスで働く人に聞く!

環境・社会配慮と経済性が
  両立することを示したい

CSRデザイン環境投資顧問株式会社
代表取締役社長 堀江 隆一 様(右)
マネージング・コンサルタント 高木 智子 様(左)

どういった人材を求めていますか。

堀江 経験で言いますと、3つの分野のうちどれかは経験していてほしいと思っています。1つは環境・サステナビリティに関する経験、もう1つは不動産ないし建築の経験、3つ目は金融ないし投資の経験、この中の1つはあってほしい。それと、GRESBを始めとする海外のネットワークとの連携が弊社の強みでもあるので、英語はある程度使いこなせる方が良いと思います。
それ以上に大事な、人となりに関しては、チームで連携して動けるチームプレイヤーであることを求めています。また、言われたことだけをやるのではなく、自発的に能動的に動いて新しい分野を一緒に切り拓いていける熱意を持った方が弊社には向いていると思います。まだ小さな会社なので、こういった点を重視しています。

高木 新しい分野を開拓していくなんてできるかな、と私は入社時に心配だったのですが、まずは一つ一つの改善、工夫の積み重ねで良いと思います。お客様とのやり取りの中でニーズをくみ取って、それを社内で揉みながらアウトプットとして出していける。全く新しい一歩を踏み出すということではなく、積み上げてきたものから一歩二歩提案することがまずできれば良いと思っています。
あとはお客様と話すことが好きな人、対応を辛いと思わない方が良いです。調査業務もありますが、核となるのはコンサルティングなので、人とのコミュニケーションを楽しめる方が向いています。お客様と話すことでニーズを引き出せたり、丁寧に対応することで顧客満足度が上がることにも繋がります。

堀江 もともとはGRESBから始まってはいますが、最近では年間を通じての顧問契約のような形でサステナビリティ全般に関するアドバイスをする、というお付き合いが増えてきていて、どの時期ということではなくお客様とやり取りをする機会が多くなっていますね。

色々な経歴の方が入社されていますが、社員の皆様はどういったところにやりがいを感じていらっしゃるのでしょうか。

堀江 お客様のESGに関する評価が明確に上がるのがわかる、それに対して貢献しているというのは分かりやすくやりがいとして感じられると思います。例えば、自分たちのアドバイスを受けて、開示レベルが向上したり、様々な具体的取り組みも充実していくのは担当者レベルで目に見えて分かりやすいですね。
会社レベルで言えば、2013年頃は日本のGRESB参加者の平均はグローバルと比べると大分遅れていました。それが2014年には平均に並び、2015年以降は日本の平均がグローバルの平均を上回るという状況にまでなりました。これは各企業の皆様の頑張りの結果ということですが、自分たちが関わらせていただくことが日本の不動産セクター全体のサステナビリティ推進に役立っていると感じられるところはやりがいだと思います。

高木 GRESBはある種の開示のフレームワークで、扱う内容も、環境だけではなく推進体制の整備やガバナンスもあれば、テナントさんや従業員とのエンゲージメントなど、本当に幅広い対象をカバーしています。グローバルな投資家から見て不動産会社に何が求められているかが網羅されている感じなのですが、そのGRESBの設問項目に沿って実質的な取り組みを進めていくと、サプライヤーとの関係構築がきちんと進んだり、環境管理システム(EMS)についても各社が少しずつ取り組み始めていく。そんな動きが近くで見られるのは本当に面白いと思います。

堀江 色々な委員会をやっている中で、国交省の環境不動産の普及促進検討委員会と言うものがありました。その中のグリーンリースを普及するためのワーキンググループで私がグループ長をさせていただきまして、国交省だけではなく経産省、環境省も協力ということで「グリーンリース・ガイド」をとりまとめました。これはビルのオーナーさんとテナントさんとの間の賃貸借契約や覚書の中に、省エネ・環境配慮や社会的配慮などを推進するための条項を入れ込み、それを実践していく、というオーストラリアが発祥の取り組みです。このガイドが出たことで環境省や東京都で補助金の制度が出来るなど、グリーンリースを広げていこうと政策面でも展開が始まっています。
こうした海外の先進事例を日本的にアレンジしたものを仕組みとして日本に根付かせていく。自分たちが関わった仕事が実際に制度となって、社会に広がっていく、そういった世の中の1つのムーブメントの推進に関与できていることも、もう一つ大きなやりがいだと思います。

環境ビジネスへ就職・転職される方にアドバイスをお願いします。

堀江 若い方にも経験者の方にも当てはまることですが、環境系の会社が色々ある中で、そのなかで自分が何をやりたいのかをはっきり持つことだと思います。当社でいえばセクターとしては不動産やインフラですが、環境や社会配慮は経済性と両立できるんだよ、ということを自分たちとお客様の取り組みで証明していきたい、ということが会社の考えの根幹にあります。ですので、ご本人のやりがいの面からも、そうした基本的な考え方が合致することが大切だと思います。

貴重なお話をいただきありがとうございました。 記事掲載日:2017.11.20
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堀江 隆一(ほりえ りゅういち)
  • 代表取締役社長

  • 国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI) 不動産WG顧問
  • 責任投資原則(PRI) 日本ネットワーク 不動産WG・インフラWG議長
  • 桜美林大学大学院 非常勤講師
高木 智子(たかぎ ともこ)
  • マネージング・コンサルタント

  • 博士(工学)
  • LEED Green Associate
  • CASBEE 不動産評価員
  • GRI Standards Exam Certificate of Achievement