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環境ビジネス情報

SDGsとこれから求められる人材(環境ビジネスで働く人に聞く!)

持続可能な水産資源・水産物に
特化したコンサルティング会社

株式会社シーフードレガシー
COO 取締役副社長
村上 春二 様

持続可能な水産資源・水産物に特化したコンサルティングで発展を続けている「株式会社シーフードレガシー」。
取締役副社長の村上様に事業内容やSDGs(項目14の海の豊かさ)との関わりなどについてお話しいただきました。

御社の事業概要についてお話しいただけますか?

シーフードレガシーは、ソーシャルベンチャー系のコンサルタント会社です。唯一無二である点は、持続可能な水産資源・水産物に特化していること。

事業内容には4つの柱があります。
まず、マーケットに対して持続可能な水産物をより調達できるような枠組みをコンサルティングを通して提供させていただいています。
次に行政に対して、漁業の改善が必要ではないかというアドバイスをさせていただいています。
あとは、今回新しく導入された漁業改善部署が、市場・行政だけではなく漁業の持続可能性の向上にコンサルタントとして入れるようなイメージでいますね。
4つめは、NGOの方々、サステナブル・シーフードの方々と上手く調整して非競争的な領域を作りながら企業を巻き込んで、最終的には行政の政策がより持続可能な漁業を推進していけるような枠組みにしていきたい。それをするためには民間の部分、市場であったり、漁業者、生産者が表裏一体になって、持続可能な漁業、水産物調達・供給を目指していくのが一つのプロジェクトです。

シーフードレガシーに私の所属している漁業改善部署が導入されたのは、正式には2018年11月1日からになります。その経緯は私の話にも繋がっていきますが、オーシャン・アウトカムズ(以下、O2)という国際環境非営利機関がアメリカオレゴン州のポートランドに所在しており、私は日本支部の代表をさせていただいていました。その時の業務内容は、生産現場に足を運んで、行政・市場・加工業者や生産現場の組合などを取りまとめて、漁業の持続可能性を向上していこうというような活動をしていました。
現在の業務内容と全く変わらず、O2日本支部とシーフードレガシーが合併したようなイメージですね。日本支部は現在もそのまま存在し、今パートナー締結をして、今後持続可能な漁業プロジェクトを連携しながら進めていくのが主な業務の流れだと思います。

村上様のご経歴を教えていただけますか。

福岡県出身で、18歳の時にアメリカに留学し、8年間アメリカのカリフォルニア州にいました。大学で勉強したのは、ビジネスと自然地理学(geography)です。その時から世界各国を廻って、自然とビジネス、社会のありかたみたいなところに常に疑問を抱く時期があり、もっと環境を直していきたい、良くしていきたいという思いが強かったんですけど、それだけに対して環境を保護しませんかと言っても社会全体は変わらない。
みんなの興味があるのは何かと考えた時に、ビジネスを利用して社会を良くしていく、環境を良くしていく。だからこそビジネスと自然地理学の両方を勉強していました。

僕は釣りが好きでこの業界にいるんですけど、30歳まで釣りで食っていくと思い、そのころ釣り雑誌のライターをしていました。アメリカから帰ってきてすぐパタゴニアというアウトドアメーカーに入社しましたが、自分の限られた24時間という時間をより環境に費やしたい、貢献したいという思いがどんどん強くなってきて、環境団体を仕事先として考え出したんです。英語を活かしたかったので、海外の団体をしらみつぶしに探し、ワイルドサーモンセンターというところに出会ったんです。それは太平洋の野性サケの保全保護に注力した国際環境団体で、オレゴン州ポートランドにあり、そこで日本コーディネーターをしていました。ワイルドサーモンセンターの9名が独立して、野生サケだけじゃなくて全魚種に対する持続可能性の向上を促していきたいということで、O2を立ち上げました。それが2014年の2月頃です。

それから2018年の10月31日までO2の日本支部をさせてもらい、11月1日からシーフードレガシーで、いまに至っています。

シーフードレガシーの仕事でSDGsにどう取り組むか、項目14の海の豊かさについてどう考えていらっしゃるか、今後どうしていくのかについてお話しいただけますか。

2030年までにSDGsの目標が出てて、我々が今関係を持たしていただいている水産企業は特に大手の方々が多いんです。そういう方々はそういうところに興味を持っていらっしゃるというので、いいことをしてそれを対外的に伝えられなかったら彼らとしては取り組みの意義は見いだせないのかなと思うので、我々はこうやってコンサルをさせていただく際には、関わらせていただいた企業の方々、漁業者の方々が如何に国際レベルでの目標に、どう貢献しているかということを紐付けながらコミュニケーションしていっているところではありますね。

なかなか水産部分って、SDGsの目標の中でもあまり皆さんに知られていない現状もあるのかと思うので、こういう取り組みの中でSDGsを皮切りにそういう貢献の仕方というのも知ってもらいたいというところはありますね。

企業としてそういう取り組みをしているので、もちろん注力しているよという会社としての説明もできるかと思います。

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村上 春二(むらかみ しゅんじ)
  • 株式会社シーフードレガシー
  • COO 取締役副社長

  • 国際環境非営利機関 Wild Salmon Centerそしてオーシャン・アウトカムズ(O2)の設立メンバーとして日本支部長に従事した後、株式会社シーフードレガシー取締役副社長/COOとして就任。漁業者や流通企業と協力し、日本では初となる漁業・養殖漁業改善プロジェクト(FIP/AIP)を立ち上げるなど、漁業現場や水産業界そして国内外のNGOに精通しIUU対策などを含む幅広い分野で日本漁業の持続性向上に対して活動している。多くの国内外におけるシンポジウムや水産関連会議やフォーラムでの登壇や司会などを務め、米国企業Scaling Blueの運営委員などを筆頭に国内外で活動している。