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地方創生 2019年2月号 地方創生とプロスポーツ

  2月(如月) 24節気 ⇒2月4日(月)〜立春・2月19日(火)〜雨水

人気イベントを通じてSDGs推進

各地で開催された2019年の成人式「平成最後の・・・」という今年定番の中に「成人式とSDGs」という静岡市の報道がありました。静岡市と若者に人気のファッションイベント・東京ガールズコレクション(TGC)がコラボレーションし、元乃木坂46・若月佑美がゲストで登壇してSDGsに関する想いを語り、SDGsを新成人に広める旗振り役となったというニュースです。

この成人式を行なった静岡市は、昨年、国が進めている世界的に進む都市化を見据え、持続可能な経済社会システムを実現する都市・地域づくりを目指す「環境未来都市」構想の「SDGs未来都市」に選定され、国連NY本部において田辺市長がSDGs推進の取り組みについてスピーチをするなど、SDGs取り組みの積極性で国内トップを走る自治体です。

その静岡で1月12日に開催された人気アーチストなどが多数登場するファッションイベント「SDGs推進 TGC しずおか 2019 by TOKYO GIRLS COLLECTIONTGCしずおか」も静岡市とTGCのコラボレーションイベントで、テーマは「What’s your GOAL?」でした。まずSDGsを知り、そして興味を持ち、その上で17のゴールから自分のゴールを見つけてもらいたい、「SDGsは未来の自分たちの問題である」との意識を若い世代に高めていって欲しいという主催者の想いが込められています。

最近は、SDGsのマークを街中で目にすることも多くなってきましたし、主に若年層を対象とするこのような人気イベントの発信力・拡散力が活用されて、広い世代のSDGsの認知度が向上し、彼らが社会を形成していく時代でのSDGs目標達成に繋がれば良いですね。

地方創生とプロスポーツ
スポーツを通して若者たちの熱い思いが地域に活気

先日、NHKの「おはよう日本」で栃木県のプロスポーツによる地域活性化が紹介されました。栃木はアイスホッケー、サッカー、バスケット、ロード自転車を初めとするプロスポーツチームを8つも抱える“スポーツ先進県”で、それらのプロスポーツの応援などで地元が盛り上がると同時に、若い世代がIターンで地元のプロチーム運営会社に就職して、広報や事業の企画など、チームやファンクラブの運営全般に関わり、さらに地域を盛り上げているという話題でした。

また、宇都宮の作新学院大学では、それらに呼応するように「スポーツでふるさとを盛り上げたいという若者」を育てることに力を入れ始め、5年前に「スポーツマネジメント学科」を設立してチーム運営を目指す若者を育てているそうです。具体的には大学が地元のプロチームと協定を締結し、学生は現場でチーム運営の仕事も経験できるなどの実践的な授業が受けられる。インターンシップのようなもので、学生時代に現場の仕事に触れることにより「ここで働きたい!」という気持ちが強くなり、それが子供の頃から身近で応援していたチームだったらなおさらです。TV番組の締めは「自分が愛するふるさとをスポーツを通して盛り上げていきたい。若者たちの熱い思いが地域に活気を生み出しています。」でした。

ところで、地域密着型スポーツといえば、まずJリーグが思い浮かびます。 Jリーグはその規約に「Jクラブはそれぞれのホームタウンにおいて、地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない。」とあり、設立当初からホームタウンを重視した理念を持っています。

1991年のリーグ発足時、社会人チーム・日本リーグ時代の親会社である企業名を冠とすることにNGを出し、チーム名を「地域名+愛称」に統一して地域との密着性を前面に出しました。それまでの社会人スポーツの母体は大企業のクラブチーム(部活動)であるという印象がこのチーム名で一掃され、発足から約四半世紀経過した現在、アルビレックス新潟やコンサドーレ札幌のように親会社を持たないでプロとなる市民チームも出来ました。

Jリーグを持つ自治体を訪れると、街中にチームのフラッグが掲げられ、チームが街にいかに溶け込んでいるのかが良く判ります。2週に一度の頻度で地元スタジアムでプロチームの試合が開催されますから、自然に「我が街のチームをみんなで応援しよう!」という意識が生まれます。試合観戦に訪れるアウェーチームのサポーターも地元商店街で何らかの消費行動をしますので、飲食店なども応援します。浦和レッズの経済的波及効果は127億円にものぼるという試算(埼玉りそな産業経済振興財団)もあり、そのホームタウン構想は真に根付いたと言えるでしょう。バスケットもJリーグをお手本にしてBリーグを立ち上げましたので、同じような地域への貢献が見込まれています。

TGC&SDGs Bリーグ 地方創生アプローチ

地方創生へのアプローチとしては、以下のものがあります。(三菱総合研究所資料より)

    • ①交流人口を増やす
    • ②定住人口(移住、二地域居住)を増やす
    • ③出生率を維持する・高める
    • ④地域住民が、いつまでもいきいき暮らす、働く

地域密着型のプロスポーツは、特に④の地域住民が活き活きと暮らすことへの貢献度が一番ですが、先の栃木県のように人材育成や雇用拡大に繋がる効果も生み出されています。「プロスポーツ」×「地方創生」のスポーツイノベーションの機運はこれからも進んでいくものと思われます。


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