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環境ビジネス情報

特集コラム ~サステナビリティとキャリア~

環境を軸に未来世代に対して
明るい社会を作っていきたい

株式会社ブライトイノベーション
代表取締役社長 中作 憲展 様
コンサルタント 内藤みゆき 様

インタビュー キャリア
CO2削減を中心とした環境コンサルティング業務などで発展を続けている「株式会社ブライトイノベーション」。
代表取締役の中作様、コンサルタントの内藤様に仕事内容、やりがいなどをお話しいただきました。

これまでのご経歴をお聞かせください。

中作 機械メーカーを経て、監査法人トーマツの環境・CSRコンサルティング部門にて環境経営及び新規事業コンサルティング業務等に従事した後に、リサイクル会社の執行役員として経営に参画したのち、ファウンダーである荻巣とともに株式会社ブライトイノベーションを設立しました。

内藤 私はサンフランシスコの大学にて環境学を専攻し、帰国後に国内の大学院でも環境学を専攻していたので、将来的には環境の仕事をしたいとずっと考えていました。環境の仕事は本当に幅広いので、インターンや、NGOでボランティアを通じて、企業の環境への取り組みを支援する仕事に就きたいと思うようになりました。
学生時代の就職活動では環境の仕事を探していたのですが、ITのERP基幹システムという、企業の様々なリソースを一元管理して効率的に使うというコンセプトが面白いと思い、前職はITコンサルタントをしていました。

販売業務、購買業務を中心にシステムの構想策定から運用まで一通りの経験を積めたのですが、やはりもっと直接環境の仕事をやりたい!という思いでブライトイノベーションに転職しました。

事業内容についてお聞かせください。

中作 当社は、環境コンサルティング会社で、特にCO2削減を中心としたコンサルティングをおこなっています。CDP(気候変動)のスコアリングパートナーで蓄積されるノウハウを活用して、CDPの評価を上げたいという企業ニーズにお応えするCDP評価向上コンサルティングなどを行っています。
CDPの評価を上げるには、多岐にわたり実施しなければならない事があり、SBT(Science Based Taget)の設定やCO2削減目標の設定、インターナル・カーボンプライシングなどがあります。
CO2を削減しようとする企業が、内部でCO2の排出に対しCO2 1トン当たりの排出コストを設定し管理する事で、再エネとかCO2削減のための設備投資を促進させようとする仕組みが内部炭素価格付けと言うものですが、そのようなコンサルティングも行っています。
また、素材製品のCO2吸収について、その吸収量の算定方法を検討し、最も妥当性のある算定方法を策定するなどの支援もおこなっており、CO2を削減していくための戦略から各企業の具体的なCO2削減プログラムまでの一連のコンサルティングを行っています。内藤さんはまさにそのようなコンサルティングを複数担当してくれています。

ブライトイノベーションのコンセプトは、コンサルティング&ソリューションです。コンサルティングにおいてCO2削減戦略を策定すると、次は「実際にCO2を下げたい」という話になるので、それをソリューションとしてサービス提供しています。CO2削減プランに沿って、グリーン電力に変更していきたいという場合は、パートナー企業と連携しながらCO2ゼロ電力や、工場への自家消費型PV(太陽光発電)設置などの提案も行っています。
コンサルティングとソリューションを同時に行うことでコンサルティングにおける知見が増し、ソリューションにおいては、切り口の違う提案ができるようになり相乗効果が発揮されます。コンサルティング事業を拡大しつつソリューションサービスも同時に伸ばしていきたいというのがブライトイノベーションの考え方ですね。


中作 憲展(なかさく のりひろ)
  • 代表取締役社長

  • 機械メーカーを経て、監査法人トーマツ(Deloitte)の環境・CSRコンサルティング部門にて環境経営及び新規事業コンサルティング業務等に従事した後、リサイクル会社の執行役員として経営に参画したのち、ファウンダーである荻巣とともに株式会社ブライトイノベーションを設立
内藤みゆき(ないとう みゆき)
  • コンサルタント

  • アメリカの大学・日本国内の大学院で環境学を専攻。
  • 外資系企業でITコンサルタントとして従事したのち、2017年より学生時代からの希望であった環境コンサルタントとして従事