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環境ビジネス情報

特集コラム ~サステナビリティとキャリア~

環境を軸に未来世代に対して
明るい社会を作っていきたい

株式会社ブライトイノベーション
代表取締役社長 中作 憲展 様
コンサルタント 内藤みゆき 様

インタビュー キャリア

エンビプロ・ホールディングスのグループになっていますが、グループについてお聞きしたいのですが。

中作 一部上場のエンビプロ・ホールディングスの子会社になります。51%以上の株をエンビプロ・ホールディングスが持っています。私が元々エンビプロ・ホールディングスの佐野社長と知り合いだったのがグループの一員になっているきっかけです。
ベンチャーですけれど、福利厚生などは親会社と一緒にやっていますので、そこは現従業員や、これから入社していただく方にも安心してもらえるところではないでしょうか。

内藤 そうですね。福利厚生について特に心配はしていません。(笑)

中作 グループはリサイクルを中心とした会社で、我々はCO2削減のコンサルティングですので、切っても切れないというか、いろいろな側面で融合します。
今年7月にエンビプロ・ホールディングスがRE100(Renewable Energy 100%)を宣言したのですけれど、このロンドンの事務局とのやり取りは主に内藤さんが担当しました。グループ全体で宣言するので、事前調査や資料作成、事務局との連絡はブライトイノベーションが担当するというように、グループ内においても一定の役割があると思います。このように自然な形で連携しながら事業を拡大しております。

グループ外のお仕事の件数は、グループのお仕事よりも多いですか?

中作 圧倒的にグループ外の仕事が多いですね。基本は殆どが外の仕事です。
ただ、先ほどもRE100の話が出ましたが、ブライトイノベーションは企業規模が小さいので、単独でRE100の宣言はできません。しかし、グループ全体でRE100を宣言する事によってRE100の宣言企業であることと、CDPのスコアリングパートナーであることを同時に名乗れるようになりました。
相互の特徴を活かしながら連携して相乗効果を発揮させるよう協力して事業を行っております。

具体的な業務内容をおかせください

内藤 私が関わった業務についてお話しすると、時期的にCDPのコンサルティング案件が中心となっています。案件の主な流れとしては、CDP回答企業のクライアントに対して、新年度の設問の解説を行い、クライアントが作成した回答について意見交換を重ねる形で進めています。年々設問内容も深く幅広くなっていて、特に2018年の一部設問は、過去に回答している担当者でも難しいという感想もあり・・・そういった設問の趣旨をご説明し、意見交換を通じて、回答を作成するお手伝いをしています。
CDPに回答する中で、企業の持つ課題が浮き彫りになることがあります。インターナル・カーボンプライシングやSBT申請の検討など、社内で検討を始めるクライアントもいらっしゃいます。またその際に、具体的な排出削減施策策定のご支援をさせていただくこともあります。

どんな時にやりがいを感じますか

内藤 クライアントとの意見交換や事例調査・報告をさせていただきながら、クライアントが実際に社内で環境対応、検討を推進されている姿を見ると、一助になれたかなと思います。この意見交換に向けた事前準備、特に調査対象が幅広い場合はかなり時間がかかる時もあります。この準備を踏まえた意見交換を通じて、クライアントに「これなら回答できそうです」と仰っていただけた時などやりがいを感じます。
またやりがいとは少々異なりますが、RE100加盟の際には運営主体のClimate Groupとの細かいやり取りや調整を行いました。その他、海外の環境情報開示機関にも必要に応じて確認を行うなど、国内外で様々な取り組みを行うネットワークに触れることができることにも、おもしろさを感じます。


中作 憲展(なかさく のりひろ)
  • 代表取締役社長

  • 機械メーカーを経て、監査法人トーマツ(Deloitte)の環境・CSRコンサルティング部門にて環境経営及び新規事業コンサルティング業務等に従事した後、リサイクル会社の執行役員として経営に参画したのち、ファウンダーである荻巣とともに株式会社ブライトイノベーションを設立
内藤みゆき(ないとう みゆき)
  • コンサルタント

  • アメリカの大学・日本国内の大学院で環境学を専攻。
  • 外資系企業でITコンサルタントとして従事したのち、2017年より学生時代からの希望であった環境コンサルタントとして従事